志望動機のポイント
転職時の志望動機の書き方や考え方は、応募先の企業や職種によって異なりますが、一般的には以下の3つのポイントを押さえると良いでしょう。
転職理由と応募先の魅力を結びつける
なぜ今の会社や職種では満足できないのか、どうして応募先の企業や職種に興味を持ったのか、具体的な理由を述べます。自分のキャリア目標や価値観と応募先のビジョンや特徴を関連付けると説得力が増します。
実体験や具体例を交える
自分がどんなスキルや経験を持っているか、どんな仕事に取り組みたいか、どんな成果を出したいか、実際に行ったことや感じたことを具体例として挙げます。応募先の商品やサービスに触れたり、情報収集したりしたこともアピールポイントになります。
入社後の活躍や貢献をイメージさせる
自分が応募先でどんな仕事に挑戦したいか、どんな役割を果たしたいか、どんな価値を提供したいか、入社後のビジョンを明確に伝えます。自分が持っている強みや志向性をアピールしつつ、応募先のニーズや求められる能力に沿った内容にすると良いでしょう。
上述のポイントを踏まえて、志望動機は以下のような構成でまとめてみよう!
書き出し:転職で「かなえたいこと」・そう思ったきっかけ(未経験の職種に就きたい理由)
中間部分:なぜ応募企業に入社したいのか
締めくくり:応募企業で発揮したい能力、短期間で戦力になりたいという意欲
志望動機がうまく書けない場合は、自己分析や企業研究をもう一度やってみよう。自己分析では自分の過去の経験ややりたいことを整理することができます。また企業研究でその企業の魅力を再発見できるはずです。
志望動機の具体例
例えば、営業から人事へ転職したい場合は、以下のような志望動機が考えられます。
書き出し:転職で「かなえたいこと」・そう思ったきっかけ(未経験の職種に就きたい理由)
前職では営業として5年間働きましたが、人材育成や組織運営に関心が強く、人事領域への転身を決意しました。特に採用業務に興味があり、自分が働きたいと思える企業に優秀な人材を集めることが自分のミッションだと感じています。
中間部分:なぜ応募企業に入社したいのか
そこで応募させていただいた貴社は、従業員満足度が高く、社員一人ひとりが自己実現できる環境を提供しているという点に魅力を感じました。また、貴社の事業内容やビジョンにも共感し、自分も貴社の一員として貢献したいと強く思いました。
締めくくり:応募企業で発揮したい能力、短期間で戦力になりたいという意欲
私は営業として培ったコミュニケーション力や交渉力、企業や市場の動向を分析する力を活かし、貴社の採用戦略に貢献できると自負しております。また、人事領域に関する知識やスキルを身につけるために、日々書籍やセミナーで学んでおります。短期間で戦力となれるよう努力し、貴社の成長に貢献したいと考えております。 このように、志望動機は自分の転職理由と応募先の魅力を結びつけ、実体験や具体例を交え、入社後の活躍や貢献をイメージさせることで、採用担当者に自分の熱意や適性を伝えることができます。
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