【企業研究】業界・業種の選び方

業界を選ぼう

どの業界を選べばいいのか、または希望する企業が業界の中でどのような立ち位置なのか把握することはとても重要な作業です。

何を重視するのかで選び方は異なりますが、以下のステップを参考にして業界を選んでみよう。

自分の持っているスキルや経験が活かせる業界や、新たなスキルや経験が身につく業界を選ぶことで、将来的に自分の市場価値を高めることができます。例えば、ITスキルや英語力などは、多くの業界で求められる能力です。自分の可能性を広げたり、価値を高められる業界を選ぶと良いでしょう。

業界全体の成長が期待できるということは、その中で働く人々の収入やキャリアアップのチャンスも増えるということです。例えば、IT業界や医療介護業界などは、今後も需要が高まると予想される業界です。伸びている業界を選ぶことは将来の安定した雇用の裏付けにもなり得ます。

自分にとって仕事のやりがいや満足度は何かを考えてみましょう。例えば、給与や福利厚生、ワークライフバランス、社会貢献性、自己実現性などです。それらの項目に合致する業界を探すことで、自分に合った業界を見つけることができます。例えば自分の好きなものを取り入れることも１つの指針になります。子供が好きな人であれば教育・玩具・子供用品・子供用アパレルなど、自分が頑張れる、やりがいを感じる業界を挙げてみると良いでしょう。

自分では気づかなかった自分の強みや適性、市場動向などを知ることができるのが、キャリアコンサルタントです。転職エージェントなどに登録して、専任のコンサルタントに相談してみましょう。

自分が興味のある業界や職種の求人情報を定期的にチェックすることで、その業界の動向やニーズ、採用条件などを把握することができます。また、気になる企業や求人があれば、応募してみることも大切です。

職種を選ぼう

次に、職種の選び方についてですが、以下のようなステップを踏むと良いでしょう。

自分が今までにやってきた仕事や活動の中で、何が得意だったか、何が楽しかったか、何が苦手だったかなどを振り返ってみましょう。それらの経験から、自分の強みや好み、価値観などを見つけることができます。それらに合致する職種を探すことで、自分に合った職種を見つけることができます。

自分の性格や能力、興味などを測定して、自分に向いている職種や業界を教えてくれるのが、適職診断です。インターネット上で無料で受けられるものも多くあります。ただし、適職診断はあくまで参考程度にとどめておきましょう。自分の判断や感覚も大切です。

キャリアコンサルタントは、業界や職種に関する知識や情報が豊富です。自分の希望や条件に合った求人を紹介してくれるだけでなく、自分の適性や市場価値などもアドバイスしてくれます。

業種分析をしよう

職種分析とは、各職種の業務内容やキャリアパス、求められるスキルや資質などを調べることで、自分に合った職種を探す作業のことです。

職種分析をすることで、自分の強みや経験が活かせる職種や、自分の興味や価値観に共感できる職種を見つけることができます。また、自己PRや志望動機の作成にも役立ちます。

職種分析をする際には、以下のポイントに注意してください。

職種分析をするためには、インターネットや書籍などの情報源を活用することが重要です。例えば、キャリタス就活やマイナビなどの就活サイトでは、さまざまな職種の仕事内容や特徴、企業情報などが紹介されています。また、doda職種図鑑では、100職種の年収や転職した人の年齢などのデータが見られます。 これらの情報源を参考にして、自分に合った職種を探してみてください。